受肉ー「フィード・カテキズム」シリーズ4サンプル

Incarnation

8日中 6日

イエスが宣べ伝えた福音とは何か?

福音とは、天と同じように地上に神の国を築くため、王である神がイエスにおいて私たちの近くに来られたということである。この方を信じ、従う者は誰でも、罪が赦(ゆる)され、永遠の命を享受する。

これは、単純な質問のように見える。ほとんどの人がこれに答えられるはずだ。しかしその質問は「単純に見えるだけ」かもしれない……

福音とは何だろう? あるいは質問をこう言い換えてみよう。神の国を宣べ伝えて回ったイエスが語っていたのは何だったのか? あるいはまた、パウロがイエスのこと、またイエスが神について語ったことを人々に伝えて回っていたとき、彼が人々に語っていたのは何だったのか? キリスト教信仰の福音を要約すると、それはどんなものだろうか?

多くのクリスチャンが信じているように、それは、神があなたの魂を救うという約束なのだろうか?

それとも、あなたがこの祈を唱え、洗礼を受け、この教会に入れば、いつか天へ行けるという約束なのだろうか? それとも、他の何かだろうか?

聖書の壮大な物語の中で、福音という考え方は、かなり具体的な意味がある。

では、その壮大な物語とは何だったのだろうか?

それは次のようなものだ。

神が世に人を創造したのは、神の栄光でこの地上を満たすためである。しかしアダムとエバがその目的を拒否した。こうして、罪が世に入った。

それから神はアブラハムとその子孫、すなわちイスラエルという国を通して、世を救うと約束された。しかしイスラエルは神の目的を拒否した。

最後にアダムとエバ、そしてイスラエルに対する神の目的を成就するために、神は、御子、ナザレのイエスとして現れた。

そして福音を良い知らせにする、イエスの行いがここにある。

イエスは完全な生涯を送り、世の罪のために死んで、そして死から復活した。イエスは今、王として天の御座に座り、あらゆる人々の罪を赦し、神の国に加わる機会を与えておられる。

そして更にある。「あなたも神の物語の一部になれる」という知らせである。イエスが何者であり、何をしてくださったかを信じることによって、あなたは神の物語の一部になれる。個人的なレベルでは、罪を赦される。神の姿に新しく生まれ変われる。そしてあなたは神の救済活動の一部となれる。

今日、御子の福音について神に感謝し、神の救いの召しについて伝えられる人を示してくださるよう、願い求める時間をとってみよう。

この読書プランについて

Incarnation

「フィードのカテキズム」は、一連の質問と回答で構成されており、個々が聖書を探求し、神の物語を発見できるように設計されています。これは、さまざまな背景を持つ神学者や教会の牧師たちによって執筆され、歴史的な偉大なカテキズムからも多くの影響を受けています。 これは全9部作の「フィード・カテキズム」シリーズの第4部です。内容は、創造、堕落、契約と律法、受肉、贖(あがな)い、恵みと赦し、聖霊、教会、そして新しい創造から成り立っています。

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この読書プランを提供してくださった、ワンホープ(OneHope)に感謝します。詳細についてはこちらのウエブサイトをご参照ください。 http://feed.bible/