受肉ー「フィード・カテキズム」シリーズ4サンプル

ナザレのイエスとは何者か?
イエスは神の永遠の御子であり、イスラエルのメシアであり、約束された救い主である。イエスを通して、私たちは神がどのようなお方かわかる。
キリスト教は、雲の上に住まわれる方のような、はるか彼方におられる神についての宗教ではない。哲学でもない。たとえ、聖書という霊感を受けた書物があるとしても、キリスト教は本質的に倫理の体系ではない。
キリスト教は、天地の最も深い奥義、そして最も重要なことは、神のご性質が、実在の人物であるナザレのイエスの中に、いかにして明らかにされたかを語るものである。今の私たちにとってはそうでもないかもしれないが、イエスが地上を歩かれた当時は、衝撃(しょうげき)的な考えであった。神がどのようなお方であろうと、人になるはずはなかったのだ。しかし、それがキリスト教信仰の主張なのだ。天地の神は、ナザレのイエスの中に啓示されている。
神がどのようなお方であるかを知りたいなら、イエスをじっくり見つめることだ。イエスが、神はどのようなお方かを教えてくれる。
なるほど、素晴らしい。でも、どうすれば「イエス」をわかるようになれるか?
そこで聖霊と聖書の出番となる。あなたがイエスのことばを読み、イエスが出会った人々とどのように交流したかを見るとき、聖霊はあなたにイエスについて教えてくれるだろう。そして、聖霊があなたをイエスとの関係に導いてくださるとき、真(まこと)の神のご性質を発見し始めるだろう。
それがキリスト教信仰の約束なのだ。
御子イエスを通して、神がご自身を明らかにしてくださるよう、願い求めよう。
この読書プランについて

「フィードのカテキズム」は、一連の質問と回答で構成されており、個々が聖書を探求し、神の物語を発見できるように設計されています。これは、さまざまな背景を持つ神学者や教会の牧師たちによって執筆され、歴史的な偉大なカテキズムからも多くの影響を受けています。 これは全9部作の「フィード・カテキズム」シリーズの第4部です。内容は、創造、堕落、契約と律法、受肉、贖(あがな)い、恵みと赦し、聖霊、教会、そして新しい創造から成り立っています。
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