違いを生きる子どもと共に ― 揺れる毎日に寄り添う希望のガイドサンプル

今日は、ヘザー・ブラウアーさんを紹介します。神のかたちに造られた、自閉症の特性を豊かに表現する息子マイケル君を育てています。

親の不安に向き合う

親として抱える不安は、軽んじられるべきものではありません。単なる「よくある心配事」のことではなく、全身がこわばり、心がかき乱されるような、不安と恐れに満ちた思いのことです。1年ほど前、私はその思いに押しつぶされそうになり、救急病院に運ばれました。「私は倒れるわけにはいかない」――その一心でした。

なぜなら、私の息子にとって私は、最も安心できる存在だからです。私は息子の特性を深く理解しています。私がいなければ、息子の歩みはどうなるのか。その不安は、特別な支援を必要とする子どもを育てる親なら、誰もが感じたことのある重荷ではないでしょうか。

私は、これまで不安について多くを学ばされてきました。正直に言うと、最悪の展開を想像したり、先回りして心配したりすることにかけては、かなりの達人だったと思います。でも、主に信頼して生きるために、少しずつ学び取ってきた教訓を、あなたと分かち合いたいのです。

1. ゆだねる。自分ではどうにもできないことを手放すのは、無力さの表れではありません。あなたが運転席にいなくても、人生が破滅に向かうわけではありません。主がともにおられ、正しい道へと導いてくださいます。すべてをゆだね、主に信頼しましょう。
2. 心を良いものに向ける。ある日見た訓練された鳥のショーで、トレーナーが言いました。「ごほうびで教えるのです。失敗しても罰を与えません。成功したときにだけ、報います」。これは、私たちの心の向け方にも通じます。真実で、誉れある、良きことに思いを向けましょう。
3. あなたは不完全でも、主にあって十分。「私には足りない……」と思っても、主とともならあなたは十分です。自分の弱さを受け入れ、助けを求めてください。医師やカウンセラー、牧師、信頼できる友人に支えを求めましょう。これは、互いの重荷を負い合う、主の教えの実践でもあります。
4. 明日のことは、明日にまかせる。「もしかしたら……」という思いは、今日の平安を奪う落とし穴です。今日の労苦は、今日だけで十分です。先の心配にとらわれる代わりに、今ある一日を主にゆだねて歩みましょう。
5. 喜びを見つける。もし困難な状況の中でも、ほほえみを見いだせたなら、それは心の良き薬となります。セラピーの予定が変更になったときも、小さなパーティを楽しめる機会かもしれません。どんなときでも、小さな光を見逃さない目をもちましょう。
6. 心とからだを守る。あなたの健康が守られることは、子どもたちを支えるためにとても大切です。ときには礼拝に集うことが難しく感じられるかもしれませんが、主はその小さなささげものを喜ばれ、あなたに新しい力と喜びを与えてくださいます。
7. 知恵を主に求める。何をどうしたらよいかわからないとき、検索を止め、耳を澄ませましょう。人に、そして主に、知恵を願い求めましょう。主は惜しまず与え、責めることもなさらないお方です。
8. あなたも子どもも、神の手のわざ。「わたしはだめ」「この子はだめ」――そんな声が心にささやくときには、こう答えてください。「私は、神のかたちに造られた者」。神は、あなたを、そしてあなたの子どもを、恐るべきほどくすしき者として造られました。その存在は、主のわざとして美しいのです。
9. 感謝を習慣に。一日一つ、感謝のことばを記しましょう。「なぜ感謝しているのか」という理由も添えて。心を正しいものに向け続けることで、主の平安が、思いを守ってくださいます。たとえば、「今日、神が感謝を選ぶ心をくださったことに感謝します」と。

最後に――もし、不安が日常生活に影響を与えているなら、主の助けに加えて、適切な人の助けを求めてください。医師やカウンセラー、牧師に相談することは、信仰の弱さではありません。それは、神が備えてくださった恵みの手段です。ためらうときには、あなたの子どもを見てください。あなたを必要としています。

日記をつけてみましょう。 今日、心に残った良いことは何ですか？ どのようなことに感謝しますか？ それはどうしてですか？