箴言から学ぶ ― デイブ・ラムジーのお金に賢くなる方法サンプル

6日目 成功の秘訣
毎年、元旦になると「今年こそは」と新年の抱負を立てる人がたくさんいます。でもその決意が1月7日まで続くことは、ほとんどありません。
たとえば世論調査では、抱負の上位に「ダイエット」と「金銭管理」がよく挙げられます。でも現実はその逆。おなか周りは大きくなり、純資産は減っていくばかり──という年が毎年繰り返されているのです!
正直、新年の抱負なんて、口先だけの願望にすぎないことが多いものです。体重が増えない方がいい、クレジットカードは持たない方がいい──そう思っていても、「やる」と言うだけでは何も変わりません。なぜ実行できないのか? それは、抱負に「責任」が伴っていないからです。
決意に責任を持たせるには、誰かに打ち明けること。これを「説明責任(アカウンタビリティー)」と言い、行動を変える上で非常に強力な力を発揮します。ソロモンは箴言15章22節で、説明責任を人生に取り入れるようにと勧めています。大きな失敗は、一人で何とかしようとするときに起こりやすい。計画だけなら誰でも立てられるけれど、それを一人でやろうとすると、失敗のリスクが高まってしまうのです。
その一方で、「多くの助言者」(=信頼できるアカウンタビリティー・パートナー)がいるなら、成功へと導かれます。人の意見に耳を傾け、必要なときに助言を受け入れることで、大きな問題を未然に防げるのです。
もちろん、それは「他人に人生を決めてもらう」という意味ではありません。すべてのアドバイスに従う必要もありません。でも、「自分にもわからないことがあるかもしれない」と認め、人の声に心を開く姿勢──それこそが、教えを受けるための第一歩なのです。
あなたが信頼できる人は誰でしょうか? 家族や友人、牧師、教会の仲間、リーダー、同僚──身近な人たちの中に、金銭面の相談に乗ってくれるガイドがきっといるはずです。数人のキーパーソンを見つけ、経済的な目標の達成に向けて伴走してもらいましょう。
失敗を招くような「一人きりの計画」は避けましょう。説明責任は、聖書に根ざした働きかけであり、確かな効果があります!
聖書
この読書プランについて

デイブ・ラムジーはお金とビジネスの専門家として、アメリカで厚い信頼を寄せられています。デイブは30歳で破産した後、神が教える方法でお金の使い方を学び始めました。現在は教育に貢献し、人々が惜しみなく与える人生を送り、後世に遺産を残せるよう賢明な金銭管理の方法を教えています。
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