箴言から学ぶ ― デイブ・ラムジーのお金に賢くなる方法サンプル

4日目 借金の奴隷
30年近くお金について語り続けてきた中で、あることに気づきました。たとえそれが真実でなくても、偽りを大声で、そして長く繰り返していると、人はそれを信じ込んでしまうのです。心の奥では「これは違う」とわかっていても、まるで本当であるかのように行動してしまうのです。
今、多くの人を惑わせている大きなウソがあります。それは「借金は優れたファイナンシャル・プランの一部」という神話です。クレジットカードはあまりにもうまく宣伝され、多くの人が「借金なしでは生活できない」と思い込んでいます。借金は便利で、必要で、借金なしの暮らしなんて考えられない、と思い込んでいる人も少なくありません。
でも、そんな「普通」にはなりたくありません。実際、借金に関しては「普通」でいたくないのです。そしてそう考えるのは一人ではありません。お金と富について非常に多くを知っていたソロモン王も、まったく同じ意見でした。
箴言22章7節で、ソロモンははっきりと「借金を避けよ」と語っています。なぜか? それは、借金が人を奴隷にするものだと理解していたからです──現代人の多くが気づかない、本質的な真理です。
聖書には、「借りる者は貸す人の奴隷となる」とあります。かなり強い表現ですが、まさに的を射ています。考えてみてください。奴隷には自由がありません。与えることもできず、行きたいところに行くことも、やりたいことをすることもできません。いつも「主人」の指示に従わなければならないのです。借金に押しつぶされそうなときの感覚、それとよく似ています。──だからマスターカードって呼ばれのでしょうかね?
ソロモンは、ただの比喩として「奴隷」という言葉を使ったのではありません。この人類史上最も賢い人物は、借金がいかに冷酷な支配者となるかを知っていて、それを私たちに示そうとしたのです。
聖書
この読書プランについて

デイブ・ラムジーはお金とビジネスの専門家として、アメリカで厚い信頼を寄せられています。デイブは30歳で破産した後、神が教える方法でお金の使い方を学び始めました。現在は教育に貢献し、人々が惜しみなく与える人生を送り、後世に遺産を残せるよう賢明な金銭管理の方法を教えています。
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