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「聖書を定期的に読みましょう」 私たちの多くは、聖書がたくさんの読書の題材を提供してくれると思っています。そのいくつかは時には圧倒するように思えたり、時には不明瞭に思えます。ここでは、聖書を読む時に参考になり、より良い理解を助けてくれる、聖書に関するいくつかの事実を挙げてみましょう。 第1に、聖書が2つのセクションに分かれていることが分かります。 旧約聖書は、世界の創造から始まって、イスラエルの歴史を編纂した書を集めたものです。そこには民族としての敗北が敵による捕囚という結果をもたらしたことや、キリスト誕生に先立つ数百年前に、最終的に捕囚から帰還してエルサレムを再占拠したことなどが含まれます。また旧約聖書は神がイスラエルの民に与えられた律法です。 新約聖書はイエスの誕生の直前から始まり、その生涯と宣教、私たちの救世主としての死と復活、そして究極的には世界に拡がる教会の設立と拡大について書かれた書を集めたものです。新約聖書に啓示された、恵みによってキリストにある自由を得るというメッセージは、旧約聖書で課されている儀式を成就し、かつそれに替わるものです。 第2に、一般論として言えば、旧約・新約聖書には3種類の書があります。 ① 歴史的記述-主な登場人物や重要な歴史的出来事について、真実の物語を提示する書です。 ② 指導のための書-歴史的出来事の記述を具体的提供するのではなく、キリスト者の生き方、教会の組織、および個人や家族の事柄について、多くの面で指示を与える書や聖句です。 ③ 奨励のための書-執筆者から読者に対する励ましや、感情を鼓舞し表明するように意図された詩的・芸術的書です。 新約聖書の各書の中で、イエスの生涯と宣教の歴史的記述を提供しているのは、マタイ、マルコ、ルカ、ヨハネです。これらの四書は福音書とも呼ばれます。使徒の働きの書は、イエスの死と復活の後のキリストの教会の設立と拡大を年代順に記録した、新約聖書のもう1つの歴史書です。 新約聖書の中で、指導のための書はローマ書からユダ書までです。これらは、教会の指導者たちから他の教会員や世界各地の諸教会に宛てられた実際の手紙で、助言や指示が含まれています。 旧約聖書の詩篇は、奨励のための書の偉大な例です。以下の聖句は、神のみことばを自分の人生の中に継続的に投資する人に対して神が与えてくださる祝福を保証する、霊感にあふれた詩篇の一例です。 「まことに、その人は主のおしえを喜びとし、昼も夜もそのおしえを口ずさむ。その人は、水路のそばに植わった木のようだ。時が来ると実がなり、その葉は枯れない。その人は、何をしても栄える」(詩篇1:2-3)。 神のみことばを私たちの人生に植えるために、私たちは日々の生活において聖書を読むことを習慣づける必要があります。神のみことばの種が人生に咲き誇れば咲き誇るほど、神の祝福は、よりはっきりと現れてくるでしょう。たとえ干ばつの時であっても困難の中にあっても、自分を支えるため、みことばから力を得ることができるでしょう。