御心を求めるための、ミニマリストの家サンプル

目的にかなうこと、実用的であること
家全体に目的があるように、各部屋にも目的があります。計画的にミニマリズムを進めていく過程で、それぞれの部屋の目的を心に留めておく必要があります。そうすれば、そこにあるモノがその部屋にふさわしいかどうかを判断することができます。もし部屋にあるモノが、その部屋に対するあなたの目的にかなわないのなら、それは撤去の対象となります。目的意識が、そのまま実用性へとつながります。
例えば、客間としても使われる居間ががあまりにも堅苦しいと感じたとします。快適な場所ではないし、ほとんど使われていない。となると、形式ばったモノを処分することから始めましょう。
家族団らんに使われる居間には、もしかしたらお気に入りのリクライニングチェアがあるかもしれませんね。そこに座って辺りを見てみましょう。そして、その部屋に安らぎを与えているモノは何か、またそうではないモノは何か、考えてみてください。
あるいは、成長期の子供がまだ好きなおもちゃで遊ぶスペースを確保するためには、卒業したおもちゃを大量に処分する必要があるかもしれませんね。
また、あなた自身や家族がテレビやゲーム機に時間を費やし過ぎる、と不満があるのなら、処分してしまう時期かもしれません。
これらの部屋は家族全員が使う場所なので、もちろん家族にも、何を残し、何を処分したいかを聞くべきです。ミニマリズム戦略を話し合ってください、皆で一緒に。モノを処分しましょう、皆で一緒に。そして、その成果を楽しみましょう、皆で一緒に。これこそ、ミニマリストの家づくりを家族のプロジェクトとして定着させる完璧な方法です。
もし一人暮らしなら、親しい友人に来てもらい、ゲストの視点から、何を残し、何を処分すべきかアドバイスをもらうとよいかもしれません。きっと喜んで意見をくれるはずです。そのうえ、家具の移動を手伝ってくれるかもしれませんよ!
ミニマリストの家を作るために小さなことから始めるのは、実は大きなことなのです。計画的に、ひと部屋ずつ目的意識を持って整えていけば、あなたは神の目的を全うすることができるようになるでしょう。
ミニマリストの家を目指して今日、ひと部屋片づけるなら、何から始めますか?
この読書プランについて

著者のジョシュア・ベッカー(Joshua Becker)は、モノを減らすことで、その人自身が変わるという素晴らしい現象を目の当たりにしてきました。この読書プランはモノを最小限にすることをテーマにしています。ですが、モノを減らすということは、自分を豊かにすることでもあることに気付くでしょう! 減らせば減らすほど、あなたの信仰、目的意識、寛容の精神が豊かになっていくことに驚くでしょう。
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