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エゼキエル書 40

40
新しい神殿の東の櫓門やぐらもん
1 捕囚ほしゅうの第25年目の最初の月の10日目、【BC573年の「過ちと汚れを取り除く日」のこと。レビ記23:26; 25:9参照】【また、この日は前回のビジョン(エゼキエル書33:21-22)から10年以上経過した時のこと】エルサレムが占領されてから14年後のその日、ヤハウェの力が私をおおい、私をビジョンの中に連れて行った・・・
2神はビジョンの中で私をイスラエルの地へと運んで行った。その中で私はとても高い山の上に置かれた。山の南側の斜面には壁に周囲を囲まれた建物があり、まるで一つの街のようだった。 3そこに連れて行かれた私は、青銅ブロンズに染まったような姿をした男と会った。彼は亜麻あまでできたヒモと測り棒を手にし、櫓門やぐらもんのところに立っていた。 4その人は私に言った。
人の子エゼキエル よ。その目と耳をしっかりと働かせなさい。今からあなたに見せることをしっかりと覚えていなさい。あなたがここに連れて来られたのは、わたしがあなたにこれらのことを示すためなのだから。ここで受け止めたことの全てをイスラエルの国民に宣言しなさい!」
5そして、私はその神殿の全周囲を囲う壁を見た。その青銅ブロンズの男の手にあった測り棒の長さは3m【1mを基準とした場合】あり、それを使って壁の厚さと高さを測ると、その厚さと高さは共に3mだった。
6次に東の櫓門やぐらもんへと向かった彼が、その階段を登ってその櫓門やぐらもんの入り口の奥行を測ると、その幅は3mだった。 7櫓門やぐらもんの建屋内部には中央通路があり、その通路の両側には見張り役の待機場所があった。見張り役の待機場所は、それぞれ長さが3m、奥行3m。見張り役の待機場所を仕切る壁の厚さは2.5mだった。そして、櫓門やぐらもんの一番奥には神殿の庭に面した裏口玄関があった。 8次に、彼は裏口玄関の奥行きを測ると、 94mの長さがあった。彼が櫓門やぐらもんの建屋の裏手から神殿の庭に出る裏口玄関を測ると、横幅1mだった。 10櫓門やぐらもんの内部には見張り役の待機場所が6つあった。左側に3つ、右側に3つ、それぞれ同じ大きさで、それぞれの待機場を仕切る壁の厚みもみな同じ大きさだった。 11次に青銅ブロンズの男が櫓門やぐらもんの玄関を測ると、その玄関の横幅は5m、奥行が6.5mだった。 12それぞれの見張り役の待機場所の手前には低い壁があり、その壁の高さは50cm、厚さ50cmだった。見張り役の待機場所の空間の形は正方形で、それぞれの壁は3mあった。
13そして、次に彼は櫓門やぐらもんの建屋内の広さを示した。中央通路を挟んで両側にある見張り役の待機場所の端から、反対側の見張り役の待機場所の天井の幅を測ると12.5mだった。 14【この14節のヘブル語訳での意味は定かではない】庭の入り口の左右の側壁そくへきの高さを計測すると、その高さは30mだった。 15表の門の入口から裏口玄関まで、櫓門やぐらもんを通り抜ける中央通路の長さは25mだった。 16櫓門やぐらもんにある全ての見張り役の待機場所や側壁そくへき、また最初の中庭に面した入口の壁にはいくつかの細くて長い窓があった。【これらの窓は町を守る兵が敵に矢を放つために開けてあり、標的を定めやすくするために敵側(外側に向かって)開口部が狭くなっている形をしていた】その窓の大きさは建物の内側から外側にかけて狭くなっていた。櫓門やぐらもんの両脇の壁にはヤシの木のがらが彫り込まれていた。
神殿の庭
17次に、青銅ブロンズの男は私を櫓門やぐらもんの裏口玄関から外の中庭へと案内した。その庭には30もの小屋があり、神殿の庭をぐるりと囲むように歩道が設けられていた。そして、それらの小屋は神殿の庭の中央に向いて面していた。 18その歩道は櫓門やぐらもんの建屋の奥行きと同じ幅に合わせて舗装ほそうされており、壁に沿って神殿の庭を囲んでいた。(この歩道のことを「低い舗道ほどう」と呼んでいた)【この歩道が「低い舗道ほどう」と呼ばれていたのには理由があり、それは、祭壇アルターの庭を囲む内櫓門やぐらもん内門うちもん)の周囲にもより高い位置に舗装ほそうされた歩道があったからだ】 19青銅ブロンズの男が外周にある櫓門やぐらもん(先ほど見せた門)の内側から神殿の庭、すなわち祭壇アルターを囲んだ内櫓門やぐらもん内門うちもん)までの長さを測ると50mあった。それが彼の見せた東の櫓門やぐらもんの様子である。次に彼は、外周の北側櫓門やぐらもんを私に見せた。
20そして、青銅ブロンズの男は、庭に人々を導き入れる北側の櫓門やぐらもんの幅と長さを測った。 21北側の櫓門やぐらもんの建屋にも見張り役の待機場所が壁によって区切られてあり、計6つの空間(両側に3つずつ)があり、また玄関部の大きさも東の櫓門やぐらもんの寸法と同じであった。北側の櫓門やぐらもん建屋の大きさも同様に25m、幅12.5mだった。 22壁にある窓の寸法も、裏口玄関も、いくつもの見張り役の待機場所となっていた空間も、それらを区切る壁に刻まれたヤシの木の彫刻の寸法も、全て東の櫓門やぐらもんと同じ作りだった。人々は7段の階段を上がって櫓門やぐらもんへと入ると、そこを通りぬけてその先にある裏口の玄関に辿たどり着く。 23それぞれの櫓門やぐらもん外門そともん)は、 祭壇アルターの周りの庭に通じる別の櫓門やぐらもん内門うちもん)の向かいに位置して建てられていた。外門そともん内門うちもんとの2つの櫓門やぐらもんの距離を測ると50mだった。
24そして次に、青銅ブロンズの男は神殿施設の南側の壁に私を連れて行った。そこには南の櫓門やぐらもんがあった。彼が櫓門やぐらもんの壁や裏口の玄関を測ると、その寸法もまた他の櫓門やぐらもんと同じ大きさだった。 25他の門と同様に、見張り役の待機場所や裏口の玄関には窓がついていて、中央通路の長さは25mで、横幅12.5mだった。 267段の階段を上がって櫓門やぐらもんへと入って進むと、裏口の玄関に辿たどり着く。櫓門やぐらもんの内側の両脇の壁にはヤシの木のがらが彫り込まれていた。 27中庭には3つの櫓門やぐらもん内門うちもん)があり、北、南、東、それぞれがその庭に通じていた。青銅ブロンズの男は、その中庭の南櫓門やぐらもん内門うちもん)から外庭を横切り、櫓門やぐらもん外門そともん)までの距離を測るとその距離は50mだった。
中庭
28次に彼は、私を連れて南の櫓門やぐらもん外門そともん)から中庭【神殿全体を囲む大きな庭(外庭)ではなく、祭壇アルターを囲むようにある中庭】に入った。この中庭の櫓門やぐらもんを彼が測ると、その寸法は外庭にあるその他の櫓門やぐらもんと同じ大きさだった。 29その両脇の見張り役の待機場所、壁、裏口玄関も全て、他の櫓門やぐらもんと同じ大きさだった。また、櫓門やぐらもんのその壁と裏口の玄関にも細長い窓がついていた。櫓門やぐらもんの建屋の長さは25m、幅は12.5mだった。 30【多くのヘブル語訳はここに「裏口の玄関は長さ12.5m、幅2.5mだった」とある。しかし、この文は古代ギリシャ語訳と、いくつかのヘブル語訳には見られない】 31その櫓門やぐらもんの建屋の外庭には玄関があり、櫓門やぐらもん内の中央通路の両脇の壁にはヤシの木のがらが彫り込まれていた。そして、その玄関には8段の階段があり、その階段は櫓門やぐらもんの内部へと繋がっていた。
32次に彼は、中庭にある東の櫓門やぐらもん内門うちもん)の中へと私を連れて行った。彼がその櫓門やぐらもんを測ると、それは他の櫓門やぐらもんと同じ大きさだった。 33両脇にある見張り役の待機場所、壁、裏口玄関も全て同じで、他の櫓門やぐらもんのものと同じ大きさだった。その見張り役の待機場所、壁、また裏口玄関にも細長い窓がついていて、中央通路の長さは25m、幅は12.5mだった。 34その櫓門やぐらもんの外庭にも玄関があり、 通路の両脇の壁にはヤシの木のがらが彫り込まれていた。そして、その玄関には8段の階段があり、その階段は櫓門やぐらもんの内部へと繋がっていた。
35次に彼は、中庭にある北の櫓門やぐらもん内門うちもん)へと私を連れて行った。彼がその門を測ると、それは他の門と同じ大きさだった。 36櫓門やぐらもんの建屋内にある、両脇の見張り役の待機場所、壁、裏口玄関も全て、他の櫓門やぐらもんのものと同じ大きさだった。その壁と裏口玄関にも細長い窓がついていて、中央通路は長さは25m、幅は12.5mだった。 37その櫓門やぐらもん建屋の外庭側には玄関【ここではギリシャ語とラテン語の訳を基にしているが、ヘブル語訳には櫓門やぐらもんの端にある「脇の壁」とある】があり、 中央通路の両脇の壁にはヤシの木のがらが彫り込まれていた。そして、その玄関には8段の階段があり、その階段は櫓門やぐらもん内部へと繋がっていた。
生贄いけにえ準備室
38この北にある櫓門やぐらもん内門うちもん)の玄関には出入口用の扉があり、その出入口は、祭司プリーストとレビ人が全焼の生贄いけにえに使う肉を洗うための特別な小屋へと続いていた。 39そして、この櫓門やぐらもんの玄関の入口の両脇には、それぞれ2台ずつの台が置いてあった。これらは全焼の生贄いけにえや清めの生贄いけにえ、またつぐないの供え物のための動物を殺し、それぞれの部位に切り分けるために使う台だった。 40そして、この玄関へと上がって行く入口の手前の両脇にもそれぞれ2台ずつ台があった。 41このように、櫓門やぐらもんの壁の内側には4つの台があり、櫓門やぐらもんの壁の外側にも別の4つの台があった。これら8つの台は、祭司プリーストとレビ人が生贄いけにえのための動物を殺す時に使われていた。 42全焼の生贄いけにえのために使われた4つの台は石製で、長さ75cm、幅75cm、高さ50cmだった。またこれらの台には、全焼の生贄いけにえや他の生贄いけにえで動物を殺すための道具をしまう棚が付いていた。 43この場所にある一面の壁には、長さ75㎜の肉用フック【または「幅75㎜の二重棚」】が取り付けられていた。そして、生贄いけにえの肉はそれらの台に置かれることになっていた。
祭司プリーストたちの部屋
44内庭には2つの小屋があった。一つは北の櫓門やぐらもん内門うちもん)のそばにあり、南の方角に向いていた。もう一方の小屋は南の櫓門やぐらもん内門うちもん)のそばにあり、北の方角に向いていた。 45そこで青銅ブロンズの男が私に言った。
「南向きの小屋は、神殿の責任を任された祭司プリーストたちの小屋だ。 46そして、北向きの小屋は祭壇アルターの責任を任された祭司プリーストたちの小屋だ。彼ら祭司プリーストたちはツァドクの子孫である。レビ族には多くの家系がある。しかし、レビ族のザドク家だけが、ヤハウェの前で祭壇アルターに仕えることを許されている」
47そして、彼が祭壇アルターの庭のサイズを測ると、長さ50m、幅50mの完璧な正方形だった。そして、祭壇アルターが神殿建物(本殿ほんでん)の目の前にあった。
神殿の玄関
48次に彼は、私を神殿の玄関へと連れて行った。玄関の両側の壁を測ったところ、入り口の両側の壁の厚さは2.5m、幅は1.5mだった。そして、それらの壁の間には7mの通路があった。【この「7m」は古代ギリシャ語訳から来ている。伝統的なヘブル語訳にはこの部分がない】 49神殿の玄関の幅は10m、奥行きは6m。その玄関に向かって10段の階段があった。【この「10段の階段」は古代ギリシャ語訳からきている。伝統的なへブル語テキストにはこの部分はない】入り口両側のそれらの壁の脇には、それぞれ2本ずつの柱があった。

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