神さまと科学について学ぶ、7日間の旅—言葉にあらわせないほど素晴らしいこの世界サンプル

力がそなわって
アリはとても小さな生きものですが、自分の体じゅうの50ばいもあるものをもち上げられます。カブトムシは、自分の体じゅうの100ばいのものをもち上げられます。人間でいえば、9トンのものをもち上げるようなものです。あるいはこんなふうに考えてみてください。ホッキョクグマの体じゅうはおよそ0.5トンです。つまり、18頭のホッキョクグマを一気にもち上げているようなものなのです。もっとすごいのはフンコロガシです。なんと、自分の体じゅうの1141ばいもあるものをはこべるのです!何をはこぶかについては、あえて言わないでおきましょうね。
神さまは、小さな小さなものの中に、大きな力と強さをやどすことがおできになります。じじつ、あなたの中にも神さまは、とてつもない力と強さをそなえてくださいます。そう、あなたが神さまにしたがっていこう、そして神さまの子にしていただこうと心にきめた時、神さまはご自分の霊(れい)—聖霊(せいれい)—を「あなた」の中におくってくださるのです。そして、あなたの体は神さまの霊のすむ家となるのです!それはまさに、ことばにあらわせないほどすばらしいプレゼントですが、同時に大きな責任(せきにん)をもつことになります。
つまり、この聖霊のプレゼントは、ただで神さまが手に入れたわけではないのです。「あなたがたは、代価を払って買いとられたのだ。」(コリント人への第一の手紙6:20)とある通り、イエスさまがくるしみをうけ、十字架(じゅうじか)にかけられてしなれるというぎせいを、神さまははらってくださいました。そういうわけで、神さまはあなたが自分の体をとくべつに大切にすることをのぞんでいらっしゃいます。よい食べものを食べること、うんどうすること、しっかりねむることは、そのためにひつようです。自分の体を、タバコやおさけをのんだり、ドラッグをつかったりしてきずつけないということです。とはいえ、自分の体に入るものに気をつけるだけでは、まだ十分とはいえません。自分の体でつみをおかさないことで、神さまの栄光(えいこう)をあらわすのです。つまり、わるぐちを言うために口をつかったり、見るべきでないものに目をむけたりしないということです。
神さまの子として、あなたの体には力と強さがそなわり、神さまの霊がすんでいてくださいます。あなたの体をもって、神さまの栄光をあらわせますように、神さまがねがわれていることが行えますように、たすけてくださいと神さまにおねがいしましょう!
びっくり!
オオジョロウグモというクモは、網(あみ)の形をした巣(す)をはります。とてもじょうぶなので、南太平洋(たいへいよう)の人々(ひとびと)は魚をとるあみとしてつかいます。
きょうのおいのり
神さま、わたしはまだ小さい子どもですが、そんなわたしを通して、あなたは力強く大きなことをしてくださいます。きょう一日、わたしがあなたのためにすごせますように。
この読書プランについて

この読書プランは、ルイ・ギグリオ(Louie Giglio)による、子どものためのデボーション"Indescribable: 100 Devotions About God & Science”(訳注『言葉にあらわせないほど素晴らしいこと—神さまと科学について 100のデボーション』未邦訳)をもとに書かれました。大いなる神が造られたこの驚くべき世界について、子どもにも分かりやすく説明され、創造主である神がおられるこの宇宙の不思議を、親子で一緒に楽しく学べます。私たちがどんなに想像力をたくましくしても、神のなさることは測り知れません。神はすべてのことに時を定められ、光を造られ、最大級の天体から小さなヒトデにいたるまで、ことばをもってあらゆるものをこの世に生み出されました。すべてのものを造られた方、力に満ち、目的をお持ちで、私たち一人一人を大切にしてくださる神は、他にはおられません。詩篇19章1節には、「もろもろの天は神の栄光をあらわし、大空はみ手のわざをしめす。」と書かれています。この学びを通して、親子で一緒に神の素晴らしい創造のみわざに触れてください。
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