クリプトナイトを克服せよ　ジョン・ビビア著サンプル

イスラエルの民の中で、ヤハウェの模造品はどんな経緯で生まれたのか。そして、現在の教会でイエスの模造品はどのようにして生まれ、広がっているのか。両方とも、まことの悔い改めの欠如から心が頑な（かたくな）になってしまった結果だ。

まぁ、そんなにピリピリしないで。悔い改めが束縛を生むような方法で教えられてきたことは知っている。しかしそれは、聖書が語る悔い改めではない。真実は、僕らには悔い改めが必要だ、ということだ。悔い改めがなければ、神が僕らのために用意している人生を経験することができないからね。

聖書の語りかけに耳を傾けると、新約聖書に出てくるほぼすべての声がはっきりと明確に、キリストにある人生には悔い改めが必要だ、と語っていることがわかる。このことを直球で語る人々を挙げてみよう。ペテロ、パウロ、ヨハネ、ヤコブ、その他の弟子たち、イエス御自身、そして父なる神さえ含まれている。これは、とても重要で、間違いなくはっきりとした真実だ。

ということは、罪と言われるものから悔い改めることなく、イエス・キリストへのまことの信仰はあり得ない、ということだ。それでは、罪とは何だろうか。罪とは、僕らのために神が用意してくださる最高のものに対して正反対なものだ。

つまり、性的不道徳、ゴシップ、許さないという思い、などから離れられないなら、キリストには立ち返れないんだ。

自分はクリスチャンだと言いながら、どうしてそんなものに分かっていながら取りすがっているんだ？実に、新約聖書には500以上の行いに関する戒めがある。神が僕らにこれらの戒めを与えたのは、僕らを滅ぼすようなことを神は決して赦さないからだ。神はそれほどに君を愛しておられる。

しかし、キリストが命を投げ出してまで僕らを解放しようとしてくださった罪にしがみついているなら、僕らは偽りのイエスをつくりだしたことになり、僕らの信仰はただの想像にすぎない。

聖書の語る悔い改めは、謙遜の究極の行為であり、僕らの人生を神の恵みのくすしきわざへと開いてくれる。事実、神は僕らがへりくだる時、僕らに恵みを与えると約束している（ヤコブの手紙 4章、ペテロの第一の手紙 5章）。だから悔い改めが大切なんだ。恥ずかしいことではない。信仰を求める君も、信仰を告白した君も、同じようにこのことを理解しなければならない。それは、僕らの信仰と救いに不可欠なのだから！

悔い改めとは、僕らを心の奥から変え、人間の本質から人格を変えることだ。僕らがキリストに立ち返るとき、僕らはキリストによって新しくされ、イエス・キリストのように生きる恵みを与えられる。

これこそ、聖書の悔い改めだ。それは、キリストの内で新たに創り変えられるプロセスであって、神の御性質と善を僕らの世界に反映する。これよりもすばらしい招きはあるだろうか？