ビジョニアリング―ビジョンを描くサンプル

Visioneering

7日中 4日

「すべては霊的なこと」

この読書プランの1日目で話したように、神から与えられるビジョンは、神の全世界のビジョンに根ざしています。ところが、自分のビジョンには霊的な意味がないと考える人もいます。

例えば、「教会やミニストリーを始めたいわけじゃなく、ビジネスを軌道に乗せたいだけなのに、それが神の全世界のビジョンと何の関係があるの?」と思う人もいるでしょう。

もし似たような疑問があるなら、神は私たちの生活を区分けなさらない、ということを少し考えてみてください。

神は霊的か霊的でないか、という見方はされません。そのような区別もなさいません。あなたの生活に神と関りがない部分はないのです。それは、あなたは霊的な存在だからです。あなたが関わるものすべてに霊的な意味があり、神はあなたを総体的に見ておられます。

コリントの町のクリスチャンたちは、魂と肉体は分かれていると信じていました。ですから肉体で罪を犯しても、魂には何ら影響がないと考えていたのです。しかし、パウロは魂と肉体は切り離せないものだと指摘し、信徒たちに、からだをもって神に栄光を帰すように伝えました。

ゴルゴタの丘でキリストは私たちのからだ、魂、霊のすべてを買い取ってくださいました。からだ、魂、霊は一つのものです。私たちが置かれた場所や与えられた役割に関わらず、行いを通して神に栄光を帰さなければなりません。夫や妻として、親、友人、従業員、上司、そして市民として神に栄光をあらわしてください。職場、教会、家庭ですることにおいて、霊的な優劣はありません。

したがって、どんなビジョンも霊的なものであり、この世のものを追い求める要素はありません。あなたのビジョンと神に栄光を帰す責任は切り離せません。問題はあなたのビジョンに霊的なつながりを見つけられるかどうかです。

この問いについて、よく考えてみましょう。「私のビジョンを通して、天の父にどのように栄光を帰すことができるだろうか?」

この読書プランについて

Visioneering

誰の人生にも終着点があります。ビジョンがある人は、自分の意思で行きたいところに行き着きます。『ビジョンニアリング』(原題 Visioneering)とは、夢を実現させるための道を進むことです。この1週間、毎日あなたの人生における神のビジョンについて考え、祈ってみませんか?

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この読書プランを提供してくださったアンディー・スタンリー氏(Andy Stanley)とウォーターブルック & マルトノマ(WaterBrook & Multnomah)に感謝します。詳細はこちらのサイトをご参照ください。 http://bit.ly/2aq2GDf