クリスマスを待ち望む―5日間のアドベント読書プランサンプル

平和の約束
「御使は言った、『恐れるな。見よ、すべての民に与えられる大きな喜びを、あなたがたに伝える。 きょうダビデの町に、あなたがたのために救主がお生れになった。このかたこそ主なるキリストである。』」 ルカによる福音書 2章10~11節
クリスマスについて語っている聖書の四つの章の中で、「恐れるな」という言葉が五回登場します。
イエスが誕生された時代は、平和とは程遠いものでした。マリアとヨセフの関係は緊張状態にあり、政情不安もありました。壊れた世界は、救い主を切実に求めていました。現代も同じ状況ではないでしょうか?
イエスの降誕は、神の世界救済計画における最も重要な一歩でした。イエスの降誕は一筋の光。暗く絶望的な終末に突き進むような世界に現れた、希望に満ちた新たな始まりでした。
神は、私たちが完全な平安を体験できるよう、み子を遣わされました。今この時、立ち止まって考えてみましょう。二千年前、マリアやヨセフ、羊飼いたちの心を神が穏やかにされたように、今のあなたの心も穏やかにしてくださることを。
平和を求める祈り
神さま
平和の君であるみ子をこの世に送ってくださり、ありがとうございます。
このクリスマスに、あなたの平安によって、私の心をお守りください。私を苦しめる心配、不安、恐れをあなたはご存じですから。
私の心をあなたに向け、あなたの確かな愛を受け取れるよう導いてください。
私のことを心にとめ、日々共に戦ってくださることに感謝します。あなたはいつも私に恐れではなく、平安と生きる力を下さいます。
このクリスマスの季節に、恐れをあなたのみ前に差し出し、心から信頼できますように。
イエス・キリストのみ名によって祈ります。
アーメン
この読書プランについて

クリスマスに向けて心を整える間もなく、ホリデーシーズンが過ぎ去ってしまうことがよくあります。アドベント(待降節)は、神が私たちと共におられること──かつて来られ、今も共におられ、再び来られること──を思い起こすための期間です。「この5日間で、アドベントの4つのテーマである希望、平安、愛、そして喜びについて考えていきましょう。
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