読書プラン情報

ルツ—あがないの物語サンプル

Ruth, A Story Of Redemption

5日中 1日

住み慣れた地を離れて



神様が本当に自分の人生に働きかけてくださっているかどうか疑ったことはありますか?私自身は何度も疑ったことがありますが、そんなとき心にルツ記が思い浮かびます。ルツ記では奇跡が行われたり、天から神が直接生活に介入してきたりすることはありません。2人の女性の人生を修復して豊かに実りある人生へと導き、少しずつ日々の生活の中で働きかけてくださる神の姿がそこにあります。



ルツ記はある家族がベツレヘムに住んでいるところから話が始まります。その家族は「パンの家」として知られる町ベツレヘムに住んでいました。しかし、飢きんが起きます。ルツ記の著者はこの家族の詳細についてはあまり説明していません。話が始まるとすぐにこの家族がモアブの地に移り住んでいくことになります。以前からモアブの地は道徳の乱れた地として知られていました。ところがエリメレクは住み慣れたパンの家から罪にあふれた外国の地に家族を完全に移住させることに決めたのです。



1章を読み始めてすぐ人生に適用できるとても大切なポイントを目にします。困難な状態に直面するとき、人間の理解に頼ったり、簡単にできる解決方法を選んだりしないことです。そうです、神の目的を探るべく御心は何かを探し求めるべきです。エリメレクは御心を神に尋ねませんでした。また、神に頼りもしませんでした。その代わりに、エリメレクは自分の家族を神の民の住む場所から引き離し、神を礼拝する場所も信者の仲間もいない不道徳な地に移り住むことにしたのです。



皮肉なことに、エリメレクは死から逃れるために移住していったのにもかかわらず、10年もたたぬ内にエリメレクも息子たちもなくなってしまいます。エリメレクが誤った判断をしたために、自分だけでなく家族全員に悪い影響を及ぼしてしまったのです。私たちが物事を選択、決定するとき、周りの人々にも影響を与えるという事実を受け入れなければいけません。



一度、神の御心の外に出てしまったエリメレクは善悪の区別ができなくなってしまいました。息子たちが神を知らないモアブ人と結婚することを許してしまいます。つり合わないくびきの結婚でした。エリメレクの一つの誤った判断が神の存在に近いものから家族をどんどん遠ざける結果になったのです。私にもあなたにとっても、自分が一番良いと思うことをするのではなく、まず神の御心は何なのかを求めていくことが重要です。誤った判断一つによって、その判断に連なった良くない選択に追い込まれていくことがあるのです。



ありがたいことに、神は失敗を回復してくださいますし、神は良いお方です。一つの判断が家族を崩壊させてしまうことはありません。神は今なお働き続けてくださいます。



神の民として神の御心を知り、神の御翼(みつばさ)の影に守られるという他にはない機会を私たちは与えられています。人生では嵐に見舞われることが度々あります。そんなとき神の御心を探し求めて心から神に頼るのか、自分の知識や見解に頼って自分が一番良いと思う決定を下すのかを選ぶ機会が与えられているのです。最終的に神の計画は自分で考えに従って行動するよりずっと良いのです。
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この読書プランについて

Ruth, A Story Of Redemption

聖書の登場人物の中でほかの誰よりも気持ちを分かり合える人物といえば、ルツではないでしょうか。ルツは貧しく、夫を失い、外国人でした。それでも神様のことを最優先に考えて生き、神様に人生を変えられました。もしも今まさにあなたが励ましを必要としているならば、この読書プランがぴったりでしょう!

この読書プランを提供してくださったブリタニー・ラスト(Brittany Rust)に感謝します。さらなる情報は、こちらをご覧ください。 brittanyrust.com

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