神は_______サンプル

神はあわれみ深い

だから、わたしたちは、あわれみを受け、また、恵みにあずかって時機を得た助けを受けるために、はばかることなく恵みの御座に近づこうではないか。（ヘブル人への手紙4:16 JA1955）

昨日話したように、神はいつも私たちを追い求めてくださる。たとえそのようにされるのに私たちが全くふさわしくないときですら、神はそうなさるのです。なぜなら神はあわれみ深い愛だから。

誰しもが罪を犯して神の基準を満たせないので、人と、完全で聖なる神との間にはへだたりがある。しかし神はあわれみによりイエスを遣わされ、私たちが受けるべき罰である死を受け、私たちが神とともに永遠の命を持つ道をつくられた。

だから神のあわれみとは、私たちが本来受けるべき罪の罰を受けないことを意味する。しかもそれだけにとどまらない。神のあわれみは、私たちに脱出の道を与えるだけではない。それはまた、神が御自分への道を開いてくださることでもある。神は私たちの罪を取り除くだけでなく、御子を遣わされた。今いる場所でありのままの私たちと出会うことによって、道を開いてくださったのだ。

イエスはインマヌエル、すなわち私たちとともにおられる神としてこられた。イエスは人間のあらゆる感情を経験され、この世での生涯は人に近づきたいという神の思いの証だ。そして、その近さにおいて、私たちは神のあわれみを見いだせる。

福音書全体を通し、人々がイエスに「あわれんでください」と求めたことが記されている。ルカによる福音書17章には、ハンセン病の人々がイエスに近づいたときの力強い話が記されている。

当時、ハンセン病にかかった人々は触ってはいけない、のけ者とされていた。レビ記の律法では公式に汚れた者であり、その病にかかった人に触れた者もまた汚れるとされていた。

しかし神の受肉であるイエスはきよいお方だ。純粋で、神聖で、完全な方なのだ。病人はイエスに近づいてあわれみを求めて叫んだ。イエスは律法の規定に従って病人たちに祭司のところへ行くように言われた。そして、行くと、病人たちは癒やされたのだ。

イエスは律法の逆を行った。病人に触れて汚れる代わりに、ご自身のきよさを移して、病人の汚れをおおわれたのだ。

このことはイエスが死と復活を通して私たち一人一人のためにしてくださったことの完璧な象徴である。神は私たちの罪、痛み、傷を取り除くだけでなく、イエスという人物を通してそのような状況にある私たちと出会ってくださった。だから私たちがキリストによる救いを受け入れるとき、私たちは神のあわれみを経験できるのだ。

しかし繰り返すけれど、それ以上でもある。神のあわれみを、私たちは救われた時だけでなく、ハンセン病患者が経験したように、痛みや悲しみ、絶望の時にも経験する。だから、もしあなたが今、つらい思いをしているのなら、神のあわれみを求めて叫ぼう。神はあなたとともにおられる。主はあなたのそばにおられるのだ。そして、癒やし、回復し、あがなわれる。

祈り 神様、あなたが信じられないくらいあわれみ深い方であることを感謝します。イエスさまをありがとうございます。私たちがふさわしくないにもかかわらず、私たちのそばにいたいと願う神でいてくださることを感謝します。そして、そのようなあわれみ深い愛を、私の周りの人々にも広げることができるように助けてください。イエスさまの御名において。アーメン

チャレンジ 今日、生活の中で神のあわれみを見る機会、また、隣人にあわれみをもって接する機会を見つけましょう。