読書プラン情報

鉄は鉄をとぐ―旧約聖書のメンタリング Life-to-Life®サンプル

Iron Sharpens Iron: Life-to-Life® Mentoring in the Old Testament

5日中 1日

1日目 アブラハムとロト


旧約聖書において初めてのメンタリングの事例が、アブラハムです。故郷ウルからあとを追ってきた甥(おい)のロトと、神が約束された新しい土地へ向かいました。


はじめからアブラハムは良き模範を示すメンター(指導者)でした。ロトはアブラハムが神と出会い、神に語るのを見てきました。アブラハムが主のために祭壇を築くのを見ました。主がアブラハムに現れたからです。またアブラハムがいかに主を信じているのかを見ました。それでロトも信じるようになったのです。


主がアブラハムもロトも豊かにしてくださり、やがて共に羊や牛を飼い、天幕を建てて暮らすには住んでいた土地が足りなくなったため、別々の土地で離れて住むことに決めました。そこでアブラハムはこころよくロトに移住先を最初に選ばせ、自分は別の場所へ移住しました。


アブラハムがいかに甥を気にかけていたかに注目してください。ロトが危機に陥ったとき、アブラハムは助けに駆けつけます。そしてまた別の危機が起こったときは、ロトとその家族を救うために熱心にとりなしをしました。


この二人の関係から、私たちはどのような実践的なメンタリングを学べるでしょうか? まず第一に個人的な模範の力をあなどってはいけません! あなたが身近な人たちに模範を示すことで、あなたはメンター(指導者)となります。


第二にメンタリングする人々には、自分自身で道を選ばせることが重要です。私たちが一緒に過ごす時間は限られています。本人が長い人生で経験する苦労は、神の手にゆだねなければなりません。時には間違った、悲惨な選択をしてしまうこともあるでしょう(創世記 29章8節、33節、34節)。同時に、その人たちを完全に手放すことはありません。私たちはその人たちの人生に真実を語り、主にあって充実した人生を長く送れるように、できるだけのことをしてあげるべきなのです。


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この読書プランについて

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