神の預言と約束サンプル

２．あなたは警告を受けています

子供というのは先のことについて考えるのが嫌いで、今ある楽しみが終わってしまうことを知らされるのを、さらに嫌がります。つまり物事の精算をしなければならない日はきっと来ない、と思い込もうとするのです。例えば、夏休みが終わって欲しくないと思いながら、自由研究の提出期限が来週に迫っていることを考えないようにします。大学の入学はずっと先のことだと思って、貴重な時間をだらだらと無駄に過ごし、せっかくの奨学金の申し込みをふいにしてしまうこともあります。

大人も実は、大きな子どものようなものです。つまり大人も、こうした子どもっぽい態度を多少巧妙にごまかせるようになっただけです。決まりきった日常生活を送るのが好きで、同じことを繰り返すのが好きです。また、責任を持つことと変化を嫌います。

旧約聖書に登場する神の預言者は多くの場合、人々からとても強い抵抗に会いました。それは、人々が神に対して責任を感じたくなかったり、自分の罪深さに気づかなかったり、自分たちに残された時間の短さを認識しなかったからです。でもあなたは、これらのことを知る必要があります。どうぞ、読みすすめてください。

神はすべてを見ておられます

日本の国民がとても大切にしている権利のひとつは、プライバシーを守る権利です。地方自治体や国家権力は個人の家や敷地に勝手に入ることはできませんし、裁判所による正式な令状がない限り電話を盗聴することもできません。適切な手順に反する方法で入手した証拠は、裁判で有効とみなされません。また犯罪の容疑者は、黙秘権について説明を受ける必要があります。

でも神に関する限り、私たちにプライバシーを守る権利は一切ない、と聞いたらあなたは驚くでしょうか。神はあなたの創造主であり、裁判官です。神には、あなたの表向きの行いを注意深く見るだけでなく、あなたの言葉、さらには思いまでも聞く権利があります。詩篇　11篇4節にはこう書かれています。「主は、その聖座が宮にあり、主は、その王座が天にある。その目は見通し、そのまぶたは、人の子らを調べる」。つまりこの世界すべては、神に対して責任を負っているのです。神の目の前には世界のすべてがありのままさらけ出されています。神はあらゆるものを詳細にご覧になり、すべてを覚えていらっしゃるのです。

ここで何を伝えたいかというと、神に対する罪に時効を申し立てて、自分の行いの責任から逃げてはいけない、ということです。逃げることは、あなたの大切な時間を無駄にします。言論の自由も、プライバシーを守る権利も持ち出してはいけません。いい弁護士を雇おうとしたり、達者な口で自分を弁護しようとしても、すべては無駄です。神はあなたの言動をご覧になり、知っておられます。神は覚えておられます。あなたに逃げ場はありません。