アンチウイルス―恐れずに日々を過ごすにはサンプル

世界中で、あなたや私のような人々が、恐怖、想定外の事態、そしてパニックに陥っています。恐れに満ちたこの世には、恐れというものを持たない神が今まで以上に必要です。私は南アフリカに住んでいますが、この国は犯罪率が非常に高く、世界で最もエイズ感染率の高い国のうちのひとつで、ここには恐怖が蔓延（まんえん）しています。

人類が直面している最大の戦いはコロナウイルスではありません。それよりも、恐ろしい話を聞いたときに生まれる恐怖です。恐怖は、私たちが置かれている状況や、「もしそうなったらどうしよう」という仮定に対する反応です。恐怖は、感情や身体に働きかけ、私たちを不安にさせたり、病気にしたりもします。言うなれば、恐怖が私たちの人生に大混乱を招くこともあるのです。

エレミヤ書30章5節に次のようにあります。「主はこう仰せられる、われわれはおののきの声を聞いた。 恐れがあり、平安はない。」COVID-19（新型コロナウイルス感染症）を、主はご存じでした。私たちはたとえ驚いたときにも、選択肢があります。主に回心し、そして、聖霊と聖書に導かれ、どう対応するか冷静な判断基準を持つという選択肢。さもなければ、パニックと恐怖という反応に陥るという選択肢。

COVID-19に恐怖を感じる場合、どうしたらよいでしょう。感染の恐怖、病気の恐怖、差別の恐怖、喪失の恐怖……他の恐怖もあるかもしれません。恐怖を、祈りのうちで主に差し出し、そして、主の御許（みもと）に置きましょう。そうするふりをするのではありませんよ。むしろ、恐怖を神の光に照らし出し、神があなたに慰めと知恵とを恵まれるのに身を任せてください。