読書プラン情報

キリスト降誕―クリスマスはすべての人のためにサンプル

Noel: Christmas Is For Everyone

12日中 5日

あらゆる人のための、すべてであられる方


Danny Saavedra


「ひとりのみどりごがわれわれのために生れた、ひとりの男の子がわれわれに与えられた。まつりごとはその肩にあり、その名は、『霊妙なる議士、大能の神、とこしえの父、平和の君』ととなえられる。」イザヤ書9章6節より



スマートフォンが誰にでも役に立つツールだということは否定できません。生きている人で、スマートフォンを持っていて何かしら大きな恩恵に与っていない人は、ひとりもいないのではと思います。同じように、火は、人類すべてにとって恩恵をもたらすものです。暖房、調理、燃料と、すべて火のおかげです。



この世界には、万人の生活を限りなくより良いものにするために、すべての人のために作られたさまざまな製品や資源があります。同様に、クリスマスの物語はすべての人のためなのです。あなたが誰であっても、過去にどんなことをしたとしても、何語を話そうとも、どの国、文化の出身でも、そういうことに関わらず、クリスマスの物語はどんな人でも、あらゆる人を変える力があり、人生を限りなく素晴らしく、意義のある、満足のゆく、喜びにみちたものにしてくれます。なぜでしょうか。なぜなら、これはすべてであられる方、万物は彼にあって成り立っている(ヨハネ1:3、コロサイ1:17)、神の子であるイエスがすべての人の救いのために来られた物語だからです(ヨハネ3:16、36、6:40、11:25)。



イエスが生まれる700年以上前に、預言者イザヤはその到来を預言しました。へびの頭を打ち砕き、この方によって全世界のすべての国民が祝福されるというメシヤ、約束の子が来られることを、イスラエルの民に告げたのです。イザヤは美しい預言的洞察の幻を垣間見ました。人の望みと未来とは、その人自身にあるのではなく、与えられるであろう御子にあることが示されたのです―その御子は、多くの人の贖いとして御父から与えられた方です(イザヤ書53)。この御子こそ私たちが必要としているすべてであり、私たちの願いのすべてであり、私たちの望みのすべてです。



どのようにでしょうか。イザヤはその姿を分けて描いています。



霊妙なる議士



すべての知恵は主からくるのです。箴言2章6–7節にはこう書いてあります。「これは、主が知恵を与え、知識と悟りとは、み口から出るからである。彼は正しい人のために、確かな知恵をたくわえ……」主は私たちのすべての知恵と悟りの源です。彼は私たちを正しい道に導き、意味のある充実した人生の生き方を教えてくださいます。彼は私たちが自分自身を知っている以上に私たちをご存知で、私たちを理解しておられるのです。完全に人として生きた方なので、私たちの立場がどういうものかご存知なのです。ヘブル人への手紙4章15節は、「この大祭司は、わたしたちの弱さを思いやることのできないようなかたではない。罪は犯されなかったが、すべてのことについて、わたしたちと同じように試練に会われたのである。」ということを教えてくれます。



大能の神



「どうか、力が世々限りなく、神にあるように、アァメン。」(1ペテロ5:11)強さ、力、勇気、忍耐……すべては主からきます。そして、御言葉は、主を見上げる者たちすべてに主の力が備えられているということを常に教えててくれます。詩篇46章1節は「神はわれらの避け所また力である。悩める時のいと近き助けである。」と、宣言しています。また、ピリピ人への手紙4章3節は、「わたしを強くして下さるかたによって、何事でもすることができる。」ということを教えています。コリント人への第二の手紙12章9節では、主は「わたしの恵みはあなたに対して十分である。わたしの力は弱いところに完全にあらわれる」と語られて私たちに確証を与えてくださっています。



とこしえの父



私たちの救い主は、御父とひとつです。イエスは御父への道です。ヨハネによる福音書14章9節で、イエスは「わたしを見た者は、父を見たのである。」と宣言されました。ヘブル人への手紙1章3節では主についてこのように雄弁に述べています。「御子は神の栄光の輝きであり、神の本質の真の姿であって、その力ある言葉をもって万物を保っておられる。」友人の皆さん、主はあなたの前を進み、主はいつもあなたと共にいます。主はすべての信徒の父であり(ヨハネ8:58)、私たちの信仰の創始者であり完成者です。



平和の君



イエスは、私たちが神の前に義とされるために来られました。主は断絶の架け橋となり、私たちの罪の代価を支払うことによって、私たちが御父と和解できるようになるために来られました。そして天に上げられる前に言われました。「わたしは平安をあなたがたに残して行く。わたしの平安をあなたがたに与える。」(ヨハネ14:27)人知にまさる主の平安には、私たちを守り、希望と確信と安息を与える力があります。主は私たちを、「神はあなたがたをかえりみていて下さるのであるから、自分の思いわずらいを、いっさい神にゆだねるがよい。」(1ペテロ5:7)と主のもとで安息できるようにと招いてくださっています。



友人の皆さん、あなたが必要な物、欲しい物で、キリスト・イエスが提供してくださらないものは一つもありません。友人の皆さん、永遠に良いもの、美しいもので、イエスとの関係を通してすべての人にたいして与えてくださらないものは一つもありません。主の力、知恵、平安、愛、恵み、同情、親切、憐れみ、そして強さは「私たちすべて」のためです。それらは、主を受け入れる者たちすべてが、いただけるものなのです。ひとつ一つの約束、ひとつ一つの祝福、ひとつ一つの良い、完璧な贈り物も……すべてあなたのためです。

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この読書プランについて

Noel: Christmas Is For Everyone

これからの12日間、私たちはキリスト降誕の物語という旅路をたどり、なぜこれがたぐいなき物語なのかというだけでなく、いかにクリスマスが紛うことなくすべての人のためであるかということを、見いだしてゆきます。

この読書プランを提供して下さった、Calvary Chapel Ft. Lauderdaleに感謝します。詳細については、こちらのウェブサイトをご参照ください。 http://CalvaryFTL.org

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