Ecclesiastes 4:9-16

ふたりはひとりにまさる。彼らはその労苦によって良い報いを得るからである。 すなわち彼らが倒れる時には、そのひとりがその友を助け起す。しかしひとりであって、その倒れる時、これを助け起す者のない者はわざわいである。 またふたりが一緒に寝れば暖かである。ひとりだけで、どうして暖かになり得ようか。 人がもし、そのひとりを攻め撃ったなら、ふたりで、それに当るであろう。三つよりの綱はたやすくは切れない。 貧しくて賢いわらべは、老いて愚かで、もはや、いさめをいれることを知らない王にまさる。 たとい、その王が獄屋から出て、王位についた者であっても、また自分の国に貧しく生れて王位についた者であっても、そうである。 わたしは日の下に歩むすべての民が、かのわらべのように王に代って立つのを見た。 すべての民は果てしがない。彼はそのすべての民を導いた。しかし後に来る者は彼を喜ばない。たしかに、これもまた空であって、風を捕えるようである。
伝道の書 4:9-16