ヨブ記 14:1-17

ヨブ記 14:1-17 Colloquial Japanese (1955) (JA1955)

女から生れる人は日が短く、悩みに満ちている。 彼は花のように咲き出て枯れ、影のように飛び去って、とどまらない。 あなたはこのような者にさえ目を開き、あなたの前に引き出して、さばかれるであろうか。 だれが汚れたもののうちから清いものを出すことができようか、ひとりもない。 その日は定められ、その月の数もあなたと共にあり、あなたがその限りを定めて、越えることのできないようにされたのだから、 彼から目をはなし、手をひいてください。そうすれば彼は雇人のように、その日を楽しむことができるでしょう。 木には望みがある。たとい切られてもまた芽をだし、その若枝は絶えることがない。 たといその根が地の中に老い、その幹が土の中に枯れても、 なお水の潤いにあえば芽をふき、若木のように枝を出す。 しかし人は死ねば消えうせる。息が絶えれば、どこにおるか。 水が湖から消え、川がかれて、かわくように、 人は伏して寝、また起きず、天のつきるまで、目ざめず、その眠りからさまされない。 どうぞ、わたしを陰府にかくし、あなたの怒りのやむまで、潜ませ、わたしのために時を定めて、わたしを覚えてください。 人がもし死ねば、また生きるでしょうか。わたしはわが服役の諸日の間、わが解放の来るまで待つでしょう。 あなたがお呼びになるとき、わたしは答えるでしょう。あなたはみ手のわざを顧みられるでしょう。 その時あなたはわたしの歩みを数え、わたしの罪を見のがされるでしょう。 わたしのとがは袋の中に封じられ、あなたはわたしの罪を塗りかくされるでしょう。

ヨブ記 14:1-17 リビングバイブル (JCB)

人はなんともろいものでしょう。 人生はなんと短く、苦しみに満ちているのでしょう。 人は花のように咲いても、すぐにしおれ、 通り過ぎる雲の影のように あっという間に消え失せます。 あなたは、このようにはかない人間をきびしく責め、 あくまでさばこうとするのですか。 生まれつき汚れている者に どうしてきよさを求めることができましょう。 あなたは人間に、 ほんのわずかな人生の期間を与えました。 それは月単位ではかれる程度の日数で、 それ以上、一分一秒でも延ばせません。 だから、つかの間の休息を与えてください。 怒りに燃える目をそらして、 死ぬ前に、ほんの少しでも安らぎを与えてください。 木には望みがある。 切り倒されても、やがて新しい芽を出し、 やわらかな枝を張る。 たとえ根が老化し、根株が枯れても、 水さえあれば新しい苗木のように芽を吹き、枝を出す。 しかし、人は違う。 死んで葬られると、その霊魂はどこへ行くのか。 水が湖から蒸発し、日照りで川が干上がるように、 人は地に伏すと、永久に立ち上がらない。 目も覚まさず、眠りから起きることもない。 あなたが私を死者のいる所に隠し、 あなたの怒りが過ぎるまで忘れ、 ずっとあとになって思い出してくださるとよいのに。 人は死んでも生き返るかもしれません。 私はそのことに望みをかけているのです。 ですから、苦しみながらも ひたすら死を待ち望むのです。 私を呼んでください。いつでもみもとへまいります。 あなたは私のしたことに ことごとく報いてくださるでしょう。 ところが今、代わりに、 私にあとわずかしか生きることを許さず、 しかも、すべての過ちに目を留め、 それを束にして証拠として私に突きつけます。

ヨブ記 14:1-17 Seisho Shinkyoudoyaku 聖書 新共同訳 (新共同訳)

人は女から生まれ、人生は短く 苦しみは絶えない。 花のように咲き出ては、しおれ 影のように移ろい、永らえることはない。 あなたが御目を開いて見ておられるのは このような者なのです。 このようなわたしをあなたに対して 裁きの座に引き出されるのですか。 汚れたものから清いものを 引き出すことができましょうか。 だれひとりできないのです。 人生はあなたが定められたとおり 月日の数もあなた次第。 あなたの決定されたことを人は侵せない。 御目をこのような人間からそらせてください。 彼の命は絶え 傭兵のようにその日を喜ぶでしょう。 木には希望がある、というように 木は切られても、また新芽を吹き 若枝の絶えることはない。 地におろしたその根が老い 幹が朽ちて、塵に返ろうとも 水気にあえば、また芽を吹き 苗木のように枝を張る。 だが、人間は死んで横たわる。 息絶えれば、人はどこに行ってしまうのか。 海の水が涸れ 川の流れが尽きて干上がることもあろう。 だが、倒れ伏した人間は 再び立ち上がることなく 天の続くかぎりは その眠りから覚めることがない。 どうか、わたしを陰府に隠してください。 あなたの怒りがやむときまで わたしを覆い隠してください。 しかし、時を定めてください わたしを思い起こす時を。 人は死んでしまえば もう生きなくてもよいのです。 苦役のようなわたしの人生ですから 交替の時が来るのをわたしは待ち望んでいます。 呼んでください、わたしはお答えします。 御手の業であるわたしを尋ね求めてください。 その時には、わたしの歩みを数えてください。 わたしの過ちにもはや固執することなく わたしの罪を袋の中に封じ込め わたしの悪を塗り隠してください。

ヨブ記 14:1-17 Japanese: 聖書 口語訳 (口語訳)

女から生れる人は 日が短く、悩みに満ちている。 彼は花のように咲き出て枯れ、 影のように飛び去って、とどまらない。 あなたはこのような者にさえ目を開き、 あなたの前に引き出して、さばかれるであろうか。 だれが汚れたもののうちから清いものを 出すことができようか、ひとりもない。 その日は定められ、 その月の数もあなたと共にあり、 あなたがその限りを定めて、 越えることのできないようにされたのだから、 彼から目をはなし、手をひいてください。 そうすれば彼は雇人のように、 その日を楽しむことができるでしょう。 木には望みがある。 たとい切られてもまた芽をだし、 その若枝は絶えることがない。 たといその根が地の中に老い、 その幹が土の中に枯れても、 なお水の潤いにあえば芽をふき、 若木のように枝を出す。 しかし人は死ねば消えうせる。 息が絶えれば、どこにおるか。 水が湖から消え、 川がかれて、かわくように、 人は伏して寝、また起きず、 天のつきるまで、目ざめず、 その眠りからさまされない。 どうぞ、わたしを陰府にかくし、 あなたの怒りのやむまで、潜ませ、 わたしのために時を定めて、 わたしを覚えてください。 人がもし死ねば、また生きるでしょうか。 わたしはわが服役の諸日の間、 わが解放の来るまで待つでしょう。 あなたがお呼びになるとき、 わたしは答えるでしょう。 あなたはみ手のわざを顧みられるでしょう。 その時あなたはわたしの歩みを数え、 わたしの罪を見のがされるでしょう。 わたしのとがは袋の中に封じられ、 あなたはわたしの罪を塗りかくされるでしょう。