エレミヤ書 49:16-35
エレミヤ書 49:16-35 Colloquial Japanese (1955) (JA1955)
岩の割れ目に住み、山の高みを占める者よ、あなたの恐ろしい事と、あなたの心の高ぶりが、あなたを欺いた。あなたは、わたしのように巣を高い所に作っているが、わたしはその所からあなたを取りおろすと主は言われる。 エドムは恐れとなる。そのかたわらを通り過ぎる者はみな恐れ、その災のために、舌打ちする。 主は言われる、ソドムとゴモラとその隣の町々がくつがえされた時のように、そこに住む人はなく、そこに宿る人もなくなる。 見よ、ししがヨルダンの密林から上ってきて、じょうぶな羊のおりを襲うように、わたしは、たちまち彼らをそこから逃げ走らせ、わたしの選ぶ者をその上に立てる。だれかわたしのような者があるであろうか。だれがわたしを呼びつけることができようか。どの牧者がわたしの前に立つことができようか。 それゆえ、エドムに対して主が立てた計りごとと、テマンに住む者に対してしようとする事を聞くがよい。彼らの群れのうちの小さいものまでも皆、引かれて行く。彼らのおりのものもその終りを見て恐れる。 その倒れる音を聞いて、地は震い、彼らの叫び声は紅海にも聞える。 見よ、敵はわしのように上り、すみやかに飛びかけり、その翼をボズラの上に張り広げる。その日エドムの勇士の心は子を産む女の心のようになる」。 ダマスコの事について、「ハマテとアルパデは、うろたえている、彼らは悪いおとずれを聞いたからだ。彼らは勇気を失い、穏やかになることのできない海のように悩む。 ダマスコは弱り、身をめぐらして逃げた、恐怖に襲われている。子を産む女に臨むように痛みと悲しみと彼に臨む。 ああ、名ある町、楽しい町は捨てられる。 それゆえ、その日に、若い者は、広場に倒れ、兵士はことごとく滅ぼされると万軍の主は言われる。 わたしはダマスコの城壁の上に火を燃やし、ベネハダデの宮殿を焼き尽す」。 バビロンの王ネブカデレザルが攻め撃ったケダルとハゾルの諸国の事について、主はこう言われる、「立って、ケダルに向かって進み、東の人々を滅ぼせ。 彼らの天幕と、その羊の群れとは取られ、その垂幕とそのもろもろの器と、らくだとは彼らの所から運び去られ、人々は彼らに向かって叫ぶ、『恐ろしいことが四方にある』と。 主は言われる、ハゾルに住む者よ、逃げよ、遠くさまよい行き、深い所に隠れよ。バビロンの王ネブカデレザルがあなたがたを攻める計りごとをめぐらし、あなたがたを攻める、てだてを設けたからだ。 主は言われる、立って進み、安全な所に住むきらくな民を攻めよ、彼らは門もなく、貫の木もなく、ひとり離れて住む。 彼らのらくだは、ぶんどり物となり、家畜の群れは奪われる。わたしは、かの髪の毛のすみずみを切る者を四方に散らし、その災難を八方からこさせると主は言われる。 ハゾルは山犬のすまいとなり、いつまでも荒れ地となっている。だれもそこに住む人はなく、そこに宿る人もない」。 ユダの王ゼデキヤの治世の初めのころに、エラムの事について預言者エレミヤに臨んだ主の言葉。 万軍の主はこう言われる、「見よ、わたしはエラムが力として頼んでいる弓を折る。
エレミヤ書 49:16-35 リビングバイブル (JCB)
おまえはペトラの山々や岩の裂け目に住み、 自分の名声と思い上がりによって自分を欺いてきた。 だが、わしのように高い峰に住んでいても、 わたしはおまえを引きずり降ろす。 エドムは非常に恐ろしい目に会う。そこに近づく者はみな、あまりにも悲惨な光景に背筋が凍り、息の止まる思いがする。 おまえの町々は、ソドムとゴモラやその近くの町々のように静まり返る。二度とそこに住む者はいない。 わたしが彼らのもとに、ヨルダンの密林から出て囲いの中の羊に忍び寄るライオンのような侵略者を送るので、エドムは一瞬のうちに滅びる。そのあとで、わたしの選んだ者をエドム人の上に立てよう。わたしのような者がいるだろうか。だれがわたしを呼びつけて、報告を求めることができるだろう。どの羊飼いが、わたしに反抗できるだろうか。」 次のことを心に留めておきなさい。 主は間違いなくエドムとテマンの住民に、 小さな子どもさえ奴隷になって引きずられて行く光景を 見せます。それは、見るに耐えない悲惨なことです。 エドムが倒れる音で地は揺れ動きます。 人々の叫び声は紅海にまで聞こえます。 襲いかかる者は、わしのように速く飛んで来て、ボツラに向かって翼を広げます。それを見て、大勇士の勇気もくじけ、産みの苦しみをする女のようになります。 ダマスコについて―― 「ハマテとアルパデの町々は、恐れに取りつかれた。 彼らの運命がどうなるかを聞いたからだ。 彼らの心は、嵐の荒れ狂う海のように、 ざわめき立っている。 ダマスコはすっかりおじけづき、住民はみな逃げた。 恐れと苦しみと悲しみが、産婦に取りつくように、 ダマスコに取りついた。 ああ、名の知れた町、喜びの町よ。 どうしておまえは、今になって見捨てられたのか。 若者たちは、路上に死体となって横たわっている。 おまえの軍隊は、ただの一日で蹴散らされてしまう。」 そう天の軍勢の主は言います。 「わたしはダマスコの城壁に火をつける。 その火で、ベン・ハダデの宮殿は焼け落ちる。」 次の預言は、ケダルとハツォル(どちらも、パレスチナ東方の荒野に住むアラブ遊牧民)の王国についてです。これらの王国は、主の命令を受けたバビロンのネブカデネザル王によって、まもなく滅ぼされようとしています。 神は言います。 「彼らの羊の群れもテントも、 家庭用品ともども奪い取られる。 らくだも連れ去られ、 『われわれは包囲された。いよいよ最期だ』という 恐怖にひきつった叫び声が、あちこちから聞こえる。 いのちが助かるために逃げなさい。 ハツォルの人たちは荒野の奥に隠れるのだ。 バビロンのネブカデネザル王が陰謀を巡らし、 おまえたちを根絶やしにしようと 手はずを整えているからだ。」 主はネブカデネザル王に、こう言いました。 「さあ、のん気に荒野で孤立して住んでいる 金持ちのベドウィン族に襲いかかるのだ。 彼らは、だれの力も借りずにやっていけるとうぬぼれ、 城壁も門もいらないと大口をたたいている。 彼らのらくだと家畜は、みなおまえのものになる。 わたしはこのアラブ人を風で吹き散らし、 四方八方から災難を呼び寄せる。」 ハツォルは荒野の野獣の住みかになります。 人の住まない、永遠の荒れ地となるのです。 ユダのゼデキヤ王の治世の初めに、エラムについてのことばが、エレミヤにありました。 「天の軍勢の主はこう言います。 『わたしはエラムの軍隊を破る。
エレミヤ書 49:16-35 Seisho Shinkyoudoyaku 聖書 新共同訳 (新共同訳)
岩の裂け目にいる者よ 丘の頂に立てこもる者らよ お前の脅しもうぬぼれもお前を支えはしない。 お前が鷲のように高い所に巣を造っても わたしはお前をそこから引き降ろすと 主は言われる。 こうして、エドムは恐怖の的となり、そばを通る者は皆恐れ、その破壊を見て嘲る。 ソドム、ゴモラと周囲の町々が覆されたときのように、そこには、だれひとり住む者はなくなり、宿る者もいなくなる、と主は言われる。 見よ、獅子がヨルダンの森から 緑の牧場に躍り出るように わたしはエドムを襲い 一瞬のうちに彼らを追い散らし わたしが選んだ者に、そこを守らせる。 誰か、わたしのような者がいるだろうか。 誰が、わたしを召喚するだろうか。 羊飼いのうち誰が、わたしに挑むだろうか。 それゆえ、主がエドムに対して練られた計画 テマンの住民に対して定められた企てを聞け。 羊の群れの幼いものまで引きずられて行く。 牧場は、このことのゆえに恐れおののく。 彼らの倒れる音で大地は揺れ動く。 叫びの声は葦の海でも聞こえる。 見よ、敵は鷲のように舞い上がり、速く飛んで来て、ボツラに向かって翼を広げる。その日には、エドムの勇士の心は、子を産む女の心のようにおののく。 ダマスコに向かって。 ハマトとアルパドは、悪い知らせを聞いて うろたえている。 安らうことのない海のように 彼らは不安におののいている。 ダマスコは力を失い、身を翻して逃れた。 おののきが彼女に臨んだ。 子を産む女のように激しい痛みが 彼女をとらえた。 栄えある都、わが喜びの町は どうして捨てられたのか。 それゆえ、その日には、ダマスコの若者たちは広場で倒れ、兵士は皆、息絶えて静かになる、と万軍の主は言われる。 わたしはダマスコの城壁に火をつけ 火はベン・ハダドの城郭をなめ尽くす。 ケダルに向かって。また、ハツォルの諸国に向かって。これらは、バビロンの王ネブカドレツァルが撃ち破った国々である。 主はこう言われる。 立て、ケダルに向かって攻め上れ。 東の人々を滅ぼせ。 彼らの天幕と羊の群れは奪われる 天幕の垂れ幕も道具もひとつ残らず。 らくだは奪われ 敵は大声で呼ばわる。 「恐れが四方から迫る」と。 ハツォルの住民よ 逃げよ、落ち延びよ 深い谷に隠れよ、と主は言われる。 バビロンの王ネブカドレツァルが、お前たちを攻める計画を練り、お前たちを滅ぼす企てを立てているからだ。 立て、攻め上れ。 安らかに暮らしている 穏やかな国に向かって、と主は言われる。 この国は、城門もかんぬきも備えることなく ひとり離れて住んでいる。 彼らのらくだは略奪され 家畜の群れは戦利品となる。 わたしは、もみ上げの毛を切っている人々を 四方に吹き散らし あらゆる方向から災いを来させると 主は言われる。 こうして、ハツォルはジャッカルの住みかとなり 永久に廃虚となる。 そこには、だれひとり住む者はなくなり 宿る人もなくなる。 エラムに向かって。ユダの王ゼデキヤの治世の初めに、預言者エレミヤに臨んだ主の言葉。 万軍の主はこう言われる。 わたしは、エラムの弓 彼らの最上の武器を折る。
エレミヤ書 49:16-35 Japanese: 聖書 口語訳 (口語訳)
岩の割れ目に住み、山の高みを占める者よ、 あなたの恐ろしい事と、あなたの心の高ぶりが、 あなたを欺いた。 あなたは、わしのように巣を高い所に作っているが、 わたしはその所からあなたを取りおろすと 主は言われる。 エドムは恐れとなる。そのかたわらを通り過ぎる者はみな恐れ、その災のために、舌打ちする。 主は言われる、ソドムとゴモラとその隣の町々がくつがえされた時のように、そこに住む人はなく、そこに宿る人もなくなる。 見よ、ししがヨルダンの密林から上ってきて、じょうぶな羊のおりを襲うように、わたしは、たちまち彼らをそこから逃げ走らせ、わたしの選ぶ者をその上に立てる。だれかわたしのような者があるであろうか。だれがわたしを呼びつけることができようか。どの牧者がわたしの前に立つことができようか。 それゆえ、エドムに対して主が立てた計りごとと、テマンに住む者に対してしようとする事を聞くがよい。彼らの群れのうちの小さいものまでも皆、引かれて行く。彼らのおりのものもその終りを見て恐れる。 その倒れる音を聞いて、地は震い、彼らの叫び声は紅海にも聞える。 見よ、敵はわしのように上り、すみやかに飛びかけり、その翼をボズラの上に張り広げる。その日エドムの勇士の心は子を産む女の心のようになる」。 ダマスコの事について、 「ハマテとアルパデは、うろたえている、 彼らは悪いおとずれを聞いたからだ。 彼らは勇気を失い、 穏やかになることのできない海のように悩む。 ダマスコは弱り、身をめぐらして逃げた、 恐怖に襲われている。 子を産む女に臨むように痛みと悲しみと彼に臨む。 ああ、名ある町、楽しい町は捨てられる。 それゆえ、その日に、若い者は、広場に倒れ、 兵士はことごとく滅ぼされると 万軍の主は言われる。 わたしはダマスコの城壁の上に火を燃やし、 ベネハダデの宮殿を焼き尽す」。 バビロンの王ネブカデレザルが攻め撃ったケダルとハゾルの諸国の事について、 主はこう言われる、 「立って、ケダルに向かって進み、 東の人々を滅ぼせ。 彼らの天幕と、その羊の群れとは取られ、 その垂幕とそのもろもろの器と、 らくだとは彼らの所から運び去られ、 人々は彼らに向かって叫ぶ、 『恐ろしいことが四方にある』と。 主は言われる、ハゾルに住む者よ、 逃げよ、遠くさまよい行き、深い所に隠れよ。 バビロンの王ネブカデレザルが あなたがたを攻める計りごとをめぐらし、 あなたがたを攻める、てだてを設けたからだ。 主は言われる、 立って進み、安全な所に住むきらくな民を攻めよ、 彼らは門もなく、貫の木もなく、ひとり離れて住む。 彼らのらくだは、ぶんどり物となり、 家畜の群れは奪われる。 わたしは、かの髪の毛のすみずみを切る者を 四方に散らし、 その災難を八方からこさせると主は言われる。 ハゾルは山犬のすまいとなり、 いつまでも荒れ地となっている。 だれもそこに住む人はなく、 そこに宿る人もない」。 ユダの王ゼデキヤの治世の初めのころに、エラムの事について預言者エレミヤに臨んだ主の言葉。 万軍の主はこう言われる、「見よ、わたしはエラムが力として頼んでいる弓を折る。