詩編 78:23-39

詩編 78:23-39 新共同訳

それでもなお、神は上から雲に命じ 天の扉を開き 彼らの上にマナを降らせ、食べさせてくださった。 神は天からの穀物をお与えになり 人は力ある方のパンを食べた。 神は食べ飽きるほどの糧を送られた。 神は東風を天から送り 御力をもって南風を起こし 彼らの上に肉を塵のように降らせ 翼ある鳥を海辺の砂のように降らせ 彼らの陣営の中に 宿る所の周りに落としてくださった。 彼らは食べて飽き足りた。 神は彼らの欲望を満たしてくださった。 彼らが欲望から離れず 食べ物が口の中にあるうちに 神の怒りが彼らの中に燃えさかり その肥え太った者を殺し イスラエルの若者たちを倒した。 それにもかかわらず、彼らはなお罪を犯し 驚くべき御業を信じなかったので 神は彼らの生涯をひと息のうちに 彼らの年月を恐怖のうちに断とうとされた。 神が彼らを殺そうとされると 彼らは神を求め、立ち帰って、神を捜し求めた。 「神は岩、いと高き神は贖い主」と唱えながらも その口をもって神を侮り 舌をもって欺いた。 彼らの心は神に対して確かに定まらず その契約に忠実ではなかった。 しかし、神は憐れみ深く、罪を贖われる。 彼らを滅ぼすことなく、繰り返し怒りを静め 憤りを尽くされることはなかった。 神は御心に留められた 人間は肉にすぎず 過ぎて再び帰らない風であることを。