This bible is the first Japanese interconfessional bible translated by both Catholic and Protestant churches. Since its publication in 1987, this bible has become a standard bible for Japanese churches and people. For details, contact library@bible.or.jp. これはカトリックとプロテスタントが共同で翻訳した初めての聖書で、現在、日本で最も広く読まれているものです。

Copyright by Executive Committee of The Common Bible Translation and Japan Bible Society, 1987, 1988.

聖書 新共同訳 旧約続編付き

エズラは立ち上がって、神殿の中庭からエルヤシブの子ヨハナンの祭司室へ赴き、 そこで一夜を明かした。彼は、民の犯した大きな罪を嘆いて、飲食を断った。 そして、捕囚から帰って来た者たち全員に対し、エルサレムに集合するようにとの布告が、ユダヤ全土とエルサレムに発せられた。 民の指導者である長老たちの決定に従って、二日ないしは三日以内に出頭しない者たちは、その家畜を神殿に没収され、当人は捕囚から帰って来た人々の仲間から外されることになった。
ユダ族とベニヤミン族出身の者は全員、三日以内に、すなわち、第九の月の二十日までにエルサレムに集合した。 一同は、冬の烈風に打ち震えながら神殿の広場に腰を下ろした。 エズラは立ち上がって彼らに言った。「お前たちは律法を破って、異民族の女どもと結婚し、イスラエルに対して罪を増し加えた。 お前たちは犯した罪を今、告白し、先祖の神である主の栄光を輝かせよ。 お前たちは主の御旨を行い、土地の異教徒から、また異民族の女たちから遠ざかれ。」 これに対して一同は、声をあげて言った。「あなたの言われるとおりにいたします。 ただ、人々の数は多く、冬のさなかにこうして屋外に立っていることはできません。それに、一日や二日でできることでもありません。大勢の者がこの罪を犯しているからです。 指導者たちはここに残し、わたしたちの中で異民族の女を妻としている者は全員、日を決めて出頭させるようにしてください。 またこの罪に対する主の怒りが解けるよう、それぞれの地の長老や裁判官をも出頭させてください。」 この問題は、アザエルの子ヨナタンとトカンの子ヤフゼヤにゆだねられ、メシュラム、レビ、および、シャベタイが彼ら二人に協力することになった。 そして捕囚から帰って来た者たちはこれを実行に移した。 祭司エズラは氏族の指導者を一人一人名指して選び、彼らは第十の月の新月に事実調査のために集まった。 こうして、異民族の女たちと一緒になっている者たちの問題は、第一の月の新月までには解決をみた。
ところで、祭司の中で異民族の女をめとった者が集められたが、それは次のとおりである。 ヨツァダクの子イエシュアの息子たちおよびその兄弟たちの中のマアセヤ、エレアザル、ヨリブ、ヨダン、 ――彼らは、妻を追い出すことを誓い、自分たちの無知による罪の贖いとして雄羊を献げた―― イメルの息子たちの中のハナニア、ゼバドヤ、マネ、シェマヤ、エレエル、アザリア、 パシュフルの息子たちの中のエリオナイ、マアセヤ、イシュマエル、ネタンエル、オキデル、サルタ。 またレビ人の中ではヨザバド、シムイ、コリ、すなわちケリタ、パタフヤ、ユダ、ヨハナ、 詠唱者の中ではエルヤシブ、バクル、 門衛の中ではシャルム、トルバネ。 イスラエル族に関しては、パルオシュの子孫の中では、エルマ、イジヤ、マルキヤ、ミヤミン、エルアザル、ハシビア、ベナヤ、 エラムの子孫の中では、マタンヤ、ゼカルヤ、エズリエル、アブディ、エレモト、エリヤ、 ザモトの子孫の中では、エリアダ、エリアシム、オトニア、エレモト、サバト、ゼルダヤ、 ベバイの子孫の中では、ヨハナン、ハナンヤ、ザブド、エマティ、 マニの子孫の中では、オラム、マルク、エダイ、ヤシュブ、アサエル、エレモト、 アディの子孫の中では、ナアト、マアセヤ、ラクン、ナイド、マタンヤ、セステル、バルヌ、メナシェ、 ハナンの子孫の中では、エリオナ、アサヤ、マルキヤ、サバヤ、シムオン、コサマイ、 ハシュムの子孫の中では、マルタナイ、マタティア、サバダイ、エリフェレト、メナシェ、シムイ、 バアニの子孫の中では、エレミア、マアダイ、マエル、ユエル、マムダイ、ペディア、アノス、カラバシオン、エルヤシブ、マムニタナイム、エリアシス、バヌス、エリアリス、シムイ、シェレムヤ、ナタニア、エゾラの子孫の中では、シャシャイ、エズリル、アザエル、サマト、ザムブリ、ヨセフ、 ノオマの子孫の中では、マジティア、ザバダヤ、エダイ、ユエル、ベナヤである。 以上の者全員が異民族の女と結婚していた。彼らは女たちを子供たちと共に追い出した。

祭司や、レビ人、およびイスラエルの一部の人々はエルサレムとその地方に住んでいた。――イスラエルの子らは彼らだけの共同体を作っていたが――第七の月の新月には、 全員うちそろって、神殿の東の門の広場に集まった。 彼らは、大祭司であり律法の朗読者であるエズラに対して、イスラエルの神、主が授けられたモーセの律法の巻物を持って来るようにと願った。 大祭司エズラは、第七の月の新月に、男女の会衆および祭司全員に向かって朗読するために律法の巻物を持って来た。 エズラは神殿の門の前の広場で、男女を前にして夜明けより正午まで朗読し、一同は熱心にこの律法に耳を傾けた。 そのとき、祭司であり律法の朗読者であるエズラは、用意された木製の台の上に立った。 その傍ら、すなわち右側にはマティトヤ、シェマ、ハナニア、アザリア、ウリヤ、ヘゼキア、バアルサムが、 左側にはペダヤ、ミシャエル、マルキヤ、ロタスブ、ナバリア、ゼカルヤが立った。 エズラは――すべての者の目の届く最前列に座を占めていたが――人々の前で律法の巻物を取り出し、 それを開くと、全員が起立した。エズラはいと高き神、全能である万軍の神、主を賛美した。 すると一同は「アーメン」と答え、両手を上に差し伸べ、地にひれ伏して神を礼拝した。 次いで、レビ人のイエシュア、アニウス、シェレブヤ、ヤディン、ヤクブ、シャベタイ、ハウタヤ、マイアナ、ケリタ、アザルヤ、ヨザバド、ハナニア、ペラヤが主の律法を解説した。すなわち彼らは、人々に向かって主の律法を読みながら、それを人々の心に植え付けていった。 ハタラテスは大祭司であり朗読者であるエズラと、人々に律法を解説しているレビ人一人一人に向かって言った。 「今日は主に献げられた聖なる日である。」――すべての者が律法を聞きながら涙を流した―― 「あなたがたは、これから行って脂身を食べ、甘いぶどう酒を飲み、貧しい者たちにも分けてやりなさい。 今日は主に献げられた聖なる日である。悲しんではいけない。主があなたがたに栄光を現されたからだ。」 レビ人もすべての人々に向かって言った。「今日は聖なる日である。悲しんではいけない。」 そこで彼らは全員出て行き、食べたり飲んだりして陽気に時を過ごし、また貧しい者たちにも施しをして彼らを大いに楽しませた。 彼らは語られた言葉に納得したのである。そして彼らは再び集合した。………

Hallgasd meg エズラ記（ギリシア語） 9