イエスが話された物語Exemplo

言い返す

親になった人たちに、子育て中に惨めな気持ちになるのはどんな時か尋ねると、おそらく「言い返された時」が上位に来るでしょう。私の父はよく「言い返す」ことを「口答え」とも言っていました。

「彼は言った。『いいえ、父アブラハム。もし、だれかが死んだ者の中から彼らのところに行ってやったら、彼らは悔い改めるに違いありません』」（ルカの福音書　16章30節）。

あなたはどれだけ神と言い争ったことがありますか。神の狭い考え方にイライラしたことが何度あるでしょうか。もしかすると、神の答えを待つのに嫌気がさしたかも知れません。自分はもう十分苦しんだので、そろそろ幸せを感じたいと思ったかもしれません。貧しさに耐える試練はもう終わりにして、豊かさを経験したいと思うかもしれません。そんな時私たちは神に「いやだ」と言い返すのです。

もしかすると、自分は「哀れで惨めな罪人です」と告白するのは気が引けるかもしれません。イエスだけが唯一の神だとする考え方は、イスラム教やヒンズー教、仏教や多くの新興宗教などは全て霊的な死につながる、という結論に行き着きます。こうしたイエスの主張が気に入らない場合もあるでしょう。その時も「いやだ」と言うのです。

独身でいることに疲れてしまった時、結婚という面倒なことを避けて、手っ取り早く一晩を共にする相手を見つけるスリルに魅力を感じるかもしれません。あるいは、苦労ばかりで満たされない結婚生活に見切りをつけて、より良い生活を夢見るかもしれません。そんな時も神に「いやだ」と言い返すのです。

神は愛で満ち溢れておられます。神の御心には偉大なご計画があります。そして神のみことばは真実です。神に口答えしてはいけません。私と一緒に「主よ、お話ください。しもべは聞いております」と言う練習をしてみましょう。