ヨハネの福音書 19:31, 32, 33, 34, 35, 36-37, 38, 39, 40, 41, 42
ヨハネの福音書 19:31 JCB
翌日は安息日でした。しかも、特別に重要な日でした。ユダヤ人の指導者たちは、どうしても死体を翌日まで十字架にかけたままにしておきたくありませんでした。ピラトに、受刑者たちの足のすねを折って早く死なせるよう取り計らってほしい、と願い出ました。そうすれば十字架から取り降ろせるからです。
ヨハネの福音書 19:34 JCB
ところが、兵士の一人が何を思ったのか、いきなり槍でわき腹を突きました。すると、そこから血と水が流れ出たのです。
ヨハネの福音書 19:35 JCB
この一部始終を、私は確かにこの目で見ました。それをありのままに、正確に報告しています。皆さんにも信じていただきたいからです。
ヨハネの福音書 19:36-37 JCB
兵士たちがこうしたのは、聖書に、「彼の骨は一つも砕かれない」 、また「彼らは自分たちが突き刺した方を見る」とあることが、そのとおり起こるためでした。
ヨハネの福音書 19:38 JCB
このあと、弟子でありながら、ユダヤ人の指導者たちを恐れてそれを隠していたアリマタヤのヨセフが、勇気を奮い起こし、ピラトにイエスの死体の引き取りを願い出ました。ピラトの許可を得ると、すぐ刑場に駆けつけ、死体を取り降ろしました。
ヨハネの福音書 19:39 JCB
以前に、夜、イエスのところに来たことのあるニコデモも、没薬(天然ゴムの樹脂で、古代の貴重な防腐剤)とアロエでつくった埋葬用の香油を三十キロほど用意して来ました。
ヨハネの福音書 19:42 JCB
安息日の前日ですから、急がなければなりません。すぐ近くだったこともあり、イエスをその墓に納めました。





